赤湯旧景

 

 

市としての名は南陽であるが、駅名、町の通称も「赤湯」として知られている。

赤湯の由来については、戦に傷ついた兵士の当時に使われ血で染まったところから命名された

との説が強いようだが正確なところは定かではない。

 

赤湯俯瞰

 

赤湯の町を眺め降ろすには烏帽子山八幡宮の石段を登って振り向けばよい。

烏帽子山八幡宮には日本で最大といわれる、明治時代に建造された石鳥居があり

そこをくぐって見下ろせば町を一望することが出来る。

 

 

大鳥居

 

烏帽子山一帯は桜の名所としても知られており、季節となれば花見客が押し寄せる。

しかし近年、温暖化の影響か冬期に花芽が鳥に食われてしまい花の数が激減したとも聞く。

 

 

烏帽子山八幡宮

 

画像の烏帽子山八幡宮は平成14年の7月に原因不明の火災により焼失している。

現在は再建された新堂が建っているが、奉納されていた古い絵馬などはこのときに同時に失われてしまった。

 

 

 

 

白竜湖

 

山形市方面から行けば、鳥上坂を下ったところから始まる南陽市の盆地一帯がかつては

大湖沼地帯であったという説もあるが、現在残る白竜湖はかなり縮んでしまい「沼」といわれても

仕方ないような大きさとなった。しかし、数十年前まではまだまだ「湖」としての貫禄を保っていたようで

画像からもそれが窺える。今では損なわれてしまった観光地としての値打ちも当時はあったようだ。

 

 

 

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