上山高等養護学校 設立当初
現在、スカイタワー付近の上山市宮脇にある上山高等養護学校は初めからその名称ではなかった。
創立は昭和39年(1964)、場所は現在とは異なり山形市漆山であった。名称は山形養護学校。
現在の山形養護学校の創立は昭和50年(1975)であるから、同名異校ということになる。
正面玄関付近
建設途中箇所があるところをみると、漆山から上山に移る昭和43年(1968)ころの画像と思われる。
創立当初、肢体不自由児を対象としていたということもあり、全館平屋で敷地は広く、余裕のある造りだったことがわかる。
中庭も広く
かまぼこ型の体育館
工事関係者の車両か
昭和49年(1974)には現在の名称、知的障害対応の上山高等養護学校となったが
肢体不自由児のためのゆきわり養護学校分室を併設しており、2校1校舎の状態となった。
現在この名称は別の学校が使っている
昭和57年(1982)にゆきわり養護学校は同市河崎に移転し、上山高等養護学校の単独使用となった。
以来、学級数を増やしながら知的障害生徒の社会進出のための教育を続けている。
近年、校舎の老朽化と効率化の面から山形盲学校との併設案が具体的になり、この地に合併校が
設立されることになったようだ。盲学校の校舎はここより新しいものの、同じく老朽校舎のようだ。
上山高等養護学校 設立当初 昭和43年頃