鶴岡市の大山、加茂、西郷の各中学校は、それぞれ地域の顔として独立した教育を行ってきたが、生徒の減少と
市の財政効率化のためかなり以前から統合の案が出されていた。
しかし、地域の顔を失いたくない地元と市当局の間での折り合いがつかず、統合は難航した。
数年の折衝の結果、統合が実現したあとも地元感情を考慮してのことか、加茂中学校校舎は残されたままである。
加茂坂の途中 人家も絶えたところに中学校跡がある
体育館も完全な形で残されている
校庭は新加茂トンネル建設の資材置き場にされていた
バックネット跡
どうやら改修される加茂坂の道は、中学校の敷地を通るようである。
木造の古い校舎もかなりくたびれてきており、目にできるのもあとわずかなようであった。
(2002.11訪問)