正面
現在「文翔館」と名を替えて姿を残す旧山形県庁は大正5年に竣功した。
以来、90年以上の永きに亘ってメインストリートの正面に構えている。
周辺には政治、司法、経済に関連する建造物が建ち並び山形県の
中枢を成す場所であった。
上の2枚はほとんど同じ角度から撮影された俯瞰写真であるがよく見ると撮影時期は異なっている。
市役所の庭に大きな石碑が建立されている方があとのものかと思われるが、樹木の生育具合は
上の写真の方が進んでいる部分もあり断定的なことは言えない。
県庁自体のシルエットは大きくは変わっていないが、周辺の様子は全く変わっている。
印象的なのは官公庁の周辺の樹木の多さで、伐採されずに残っていればかなりの
大樹になっていたと思われる。
旧山形県庁 大正5年竣功