全日本どろんこソフトバレー大会が開催される山辺町大寺地区には、小さいながら今でも
小学校があるが、今よりもっと小高い丘の上に旧の校舎があった。現在では建物は全て
撤去されてしまっているが、跡地が「大寺ふれあい公園」として再活用されている。
公園の看板と四阿(あづまや)
駐車場 看板
看板に、大寺小跡地であることが記され、かなりの台数が駐車可能なパーキングも用意されている。
校庭の桜並木
相当樹齢を重ねたと思われる桜の気が立ち並び、校舎亡きあとの敷地を見守る。
春には花見の絶好の地になるという。駐車場はその時のためのものであろうか。
フェンス向こうの景色
高台にあるため、フェンスが張り巡らしてあるが、危険な崖というほどでもなく、
単に子供達のボールが転落することを防ぐ目的のものだったのだろう。
廃校の面影はかなり少なくなっており、公園としてこまめに手が入れられている様子が窺える。
今なお地域に親しまれている空間なのであろう。
学校当時からのものと思われるモニュメントがある。文面から昭和48年に創立100周年を迎えたことの
記念の碑として設置されたことがわかる。逆算すると1873年(明治6年)の創立ということか。
碑は残ったが校舎は別地に移転し、今は校舎の一部さえ残ってはいない。
平成六年頃まであったとされる木造校舎は、くまざ村物語にて見ることが出来る。
大寺小学校跡