ドラッグストア ポテト
ドラッグストアなどという言葉は英語の教科書の中だけで見るものだったが、いつの頃からか山形市内にも
その本物が見られるようになった。単なる薬屋ではない雑貨店のような形態。コンビニに少し遅れて導入された
このような店舗はあっという間に浸透し、街々に広まっていった。ちょっと風邪薬を買いにいったつもりが、いつの
間にかいろいろな物を買ってしまっている、という点でもコンビニに似ていた。そしてコンビニ同様に広まりが
一段落すると、同業の中での淘汰が始まった。
ジャガイモがマスコット
ポテト東青田店
店内 駐車場
ポテトに少し遅れて現れたのはツルハだった。ポテトとツルハの関係はわからないが
あっという間にポテトの各店舗はツルハの看板を掲げはじめ、事情のよくわからない者には
丸ごとの店舗買収に見えた。商売の形態そのものは変わらないためほとんど看板の掛け替えだけでポテトは姿を消していった。
藤の実書房
クリーニング店も併設されていた
東青田のしあわせ銀行隣に小さな書店があった。個性的な品揃えと駄菓子屋文房具を置いてある関係で
大人も子供も出入りする親しみやすい書店であった。しかし、近くにできたTSUTAYAが雑誌類を販売していたこともあり、
客足がそちらに流れることが多くなってきたのか、2002年には閉店してしまった。跡地はそば屋になったが、
皮肉にもその直後TSUTAYAは書店業から手を引いたため芸工大や住宅街を抱えるこの地域は書店空白地区になってしまった。
地域の書店を追い込み、廃業させた上で書店業を投げ出したTSUTAYAの責任は大きいと見る。
子供たちのたまり場でもあった