Vigo FM(ヴィーゴ エフエム)


 

平成4年の東北芸工大開校に合わせ、国道13号から同大に向かうルートとして整備された

通称「青春通り」には、個性的な店が競いあって出店、活気を呈していた。

 

 

 

 喫茶店ながら食事メニューも充実していた「黄色いからす」、洗面器のような大きなボールでかき氷を出してくれた「高原」、

甘辛いカツ丼が人気の「三州屋」、珍しい沖縄そば専門店「いなり」、本格的洋食屋の「キッチンエコー」…。

 

 

 14年にはFM放送局「Vigo(ビーゴ)FM」も開局した。 ビーゴFMは既存のNHKFMやエフエム山形などと差別化を図り、

若者をターゲットにしたビジネスモデルを描いていたようだった。

 


 外注の番組は途中から始まったり途中で終わったりと、結構ゆるい構成になることがあり、それもまたミニFM局らしくて面白かった。

 だが、ラジオの前に座る若者が次第に減り、代わりにパソコン、スマートフォンを操ることが主流になると、

音楽はリクエストするものではなくダウンロードして聴くものになってしまった。

 

Vigo FM (2002ー2016)


 そうした時代の波に押されるように28年夏、Vigo FMは放送を終了した。 


 

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