山形モーターショー(於:ビッグウィング2001)
現在はJAPAN MOBILITY SHOW となっているかつての東京モーターショーが
行なわれていた頃、山形でもその波及版として山形モーターショーが行なわれていた。
2001年の山形モーターショー
この時点では次期マーチだろうといわれていたが仮車名は「mm」
幕張メッセや東京ビッグサイトなど、本場の会場に比べれば狭小ともいえるわが
山形ビッグウィングでは、当然のことながら本家と同じ展示数は実現できるはずもなく、
ダイジェスト版としての開催となっていたが、それでも雰囲気の一部は味わうことができ、
奇抜な試作車や次期市販候補車、加えて本物のコンパニオンガールと対面することが
可能であった。まだ自動車への関心が高かった時代でもあり、盛況だった。
これは後のホンダThat‘sか… あまり売れなかった
ホンダUNIBOXは ハナから市販は考えていない
市販予定車に混じって、まったく市販できるはずもない習作もモーターショーならではのもの。
借り受けてモニターになりたいものである。
インプレッサのラリーバージョン ランサーとともに高い人気を誇った
現在のラリーカーは皆、ジャガイモのような形のものに集約されてしまったが、
このころまではまだ、個性的でメーカーらしさを前面に押し出したものがあった。
ラリーレプリカの車両も街中を走っていた。
コンパニオンはフェアレディZをスポーツカーというよりも優雅な車に見えるよう演出していた
フォーミュラーカーも展示された
自動車への興味が全世代で盛り上がっていた時代には、TVCMも「パワー」「速さ」「デザイン」を
謳ったものが多かったが、時を経るにしたがって「広さ」「燃費」「補助金」などを押し出したものが増えた。
それに伴って自動車などより、若者はスマートフォンの中の世界へと興味を移してSNSだ、動画だと
騒いでいる。車を求める勢いは衰え、車を選ぶ基準にも、パワーや性能を求めることは少なくなった。