寒河江服装専門学校

服飾デザイン教育に重きを置いた専門学校は今も隆盛であるが、縫製を伴う学校は
減少の一途をたどっている。かつて服の製造が家庭内で行われていたことを
経験し、知っている人も少なくなっているわけだから当然のことなのかもしれない。

寒河江市八幡町にあった寒河江服装専門学校も長年の歴史に幕を下ろした専門学校の
一つである。昭和25年、盛んに家庭内で裁縫が行われていた頃に設立された寒河江女子学院が
この学校の前身である。昭和52年には名称の変更が行われ寒河江服装専門学校となったが
世の中全体が既製服を街で購入するのが当たり前の時代となっては服飾縫製教育は
注目を集めることが難しくなり、生徒の減少により平成17年3月、閉校となった。


閉校記念の碑が校地に建っていた。創立者が安孫子チクサ氏であることと、
閉校までの卒業者が約4000人であることなどが彫り込まれていた。

建物のデザインは和洋折衷のように見える。和窓と洋風飾り窓の併用で
洋風下見張りの壁面、和風切妻屋根と和装洋装の全てを手掛ける学校の
コンセプトを建物でも表現しているかのようである。

なぜか敷地内にある消防ポンプ


現在建物は撤去され、寒河江市立なか保育所の敷地になっている。

寒河江服装専門学校 昭和25年(1950)〜平成17年(2005)