左沢駅仮駅舎
2001.11〜2002.2にかけて左沢駅は改築、更新された。
旧駅舎が大正時代の建設ということで老朽化していたことが主な原因であったが、高齢化した町民の便宜のため
バリアフリー化することと、この場所を町民の交流センター化する目的もあったようだ。
大江町の玄関 駅前と案内板
仮駅舎
かつての庭の名残
ホームも造り替えられた
昔からここ左沢線の左沢駅と、長井線の荒砥駅を結ぶ線が構想され、「左荒線」などと名前まで
ついていた。戦前には計画が具体化したこともあったようだが、戦争で中断しそのままになってしまった。
この2駅間を結ぶことにより環状化した路線が人と物資の流れを円滑化するという理想であったのだが、
国鉄の崩壊とそれに伴う長井線の切り離し、更には奥羽本線のミニ新幹線標準軌道化により環状化が
不可能になるなど、構想を現実化するには厳しい事態が相次いで発生した。
投資に見合う経済効果は見込めないことは誰の目にも明らかな状態の中、左荒線推進団体も散会し
左沢、荒砥それぞれが今後も終着駅であることが確定した。
ぽつんと残った水呑器が悲しい
駅附属トイレ
左沢仮駅舎 2001.11〜2002.2