寒河江駅
廃駅になるでもなく、駅舎が古くなったわけでもない。それでも駅舎が壊される場合がある。
そんな数少ない例が寒河江駅であった。
左沢線により市街地が二分され、発展が妨げられている。そのような判断の元、2001年七月より
鉄道輸送を代行バスに切り替え、大工事が始まった。
駅の周りはブルーのトタンで囲まれた 自転車はまだ停めてある
さして古くない駅舎であるが解体が始まっていた
数台のパワーショベルが入っている よく見るとすでにレールは撤去されていた
旧駅舎との別れ
左沢線の移動により、構想通り寒河江駅周辺が発展すればよいのだが、別の理由で発展していなかったのだとすれば
駅を撤去してまでの大工事が無駄になってしまう。今後の寒河江の発展に注目したい。
左沢駅
大正時代に建てられたという駅舎は左沢線の終着駅として永らく親しまれてきた。近年では珍しくなった、「そこに座っているだけで
心が和む」駅でもあった。しかしここもどういう訳か改築を逃れられず取り壊されてしまった。
旧左沢駅舎(1996.5)
左沢駅前 ニコニコヤ
何も全てが現代的である必要はない。その地域の小さな歴史が大きな財産であることもあり得る。
というのは外部の目で見た勝手な意見か。