シバタモデル
もとは日産生命の建物だったという昭和5年頃の建造物。メリヤス会社
だった時期もあるというのだが、いつ頃のことか、詳細ははっきりしない。
角に聳える洋風建築
看板だけ見れば たばこ屋のようだ
道を挟んだ向かい側にも関連の建物があった
向かいの建物にも彩色を施し関連づけているが、強引な感じがした。
建物の上部はいにしえの姿をそのまま残しているが、歩行者の目線が届く
一階については全く変哲のない模型店店頭として改造されていた。
子どもも大人も心惹かれたショーウィンドー
このショーウィンドーに魅せられて、多くの子ども、大人が店内に吸い込まれていった。
その大人もまた、子どもだった頃からこの店と付き合っていたのである。
シバタモデル 昭和5年〜平成18年(1930−2006)
今までいったいどれだけの建物が道路拡張の名の下に姿を消していったことだろう。
「車のため」とするだけで殆どあらゆることが正当化される都市計画。いや、ここに見るのは都市計画などではなく、単なる道路計画であった。
文翔館さえあれば充分、とばかりに街の歴史に消しゴムがかけられてゆく。
2006年、シバタモデルの建物も藤田菓子店同様あっけなく鬼籍に入れられた。